30日朝日新聞に加藤委さんが掲載されていました。

朝日新聞朝刊の地域総合の岐阜東濃通信に
革新の地で伝統「窯変」 自由な作風 加藤委さんで
紹介記事が掲載されていました。

朝日新聞より
引用

東京・六本木。地下鉄の駅を出て坂を下る。
ビルの谷間に東京タワー。ぐんぐんと迫ってくる。
32年前、陶芸家の加藤委(つぶさ)さん(56)=岐阜県多治見市=も
この道を歩いていた。

目指すはギャラリー「サボア・ヴィーブル」。
背中にリュック。器や湯飲み、ぐいのみなどを詰め込んであった。
約束なしに飛び込みで売り込みをかけるところだった。

先に名古屋、京都と回った。空振りの果てに上京。
ドキドキしながら、「作品を見てほしい」。
案の定、「急に来られても時間がない」と断られた。
粘って出直す約束を取り付けた。

持ち込んだのは青白磁。
淡い色調とは対照的に奇抜な形。
先がとがった三角の皿もあった。
使い勝手を無視したかのような作品で、
相手の表情が見る見る間に変わった。

「衝撃が走った。時代が生んだ作家だと直感した。絶対売れる」。
応対した外山恭子さん(70)はその日の光景を今も忘れない。
「このままでいいから作品を作って」。その場で追加注文した。

才能はすぐさま目利きに引き継がれた。
店によく出入りしていた東京国立近代美術館研究員(当時)の金子賢治さん(68)。
釉薬(ゆう・やく)がつららのように垂れ下がったワイングラスにひと目ぼれした。

当時寄稿していた裏千家ゆかりの月刊誌に有望な新人として取り上げた。
「勘ですね」。
無名の20代がいきなり世に躍り出た。

金子さんは今、茨城県陶芸美術館の館長を務める。
「戦後の作家は中国や西洋、桃山などの古典によりどころを求めた。
加藤さんは古いものを全く感じさせずに出てきた。
古典の原点である美濃で自由な作風を示した」と評価する。

円空大賞を受賞したオブジェ「サンカクノココロ」シリーズは、
破れたりちぎれたりしている。
陶芸の決まりごとから一見、自由であるかのようにも見える。

加藤家は桃山時代までさかのぼれる。
子どもの頃、祖父にかわいがられた。
ぬくもりが残る窯で冬場、暖まりながらの昔話。
この地の歴史が絵巻物のように目の前に広がった。

「桃山時代、大陸の影響を脱して日本独自の焼き物を生み出した。
革新の地で今も続けていることに誇りを感じる」

陶磁器を焼き、生地や釉薬が窯の中で予期しない変化を見せることを
「窯変(よう・へん)」という。
まさに、伝統が窯変して加藤さんの作品に息づいている。(田中彰)

朝日新聞朝刊 地域総合 岐阜東濃通信より引用

2日永草陽平さんが新聞でご紹介されていました。

今朝の中日新聞の
朝刊の陶芸作家展の紹介で
永草陽平さんがご紹介されていました。

「大きいサイズの作品を作る技術を磨き、
釉薬の流れに合った形を追求したい。」

「日本伝統工芸展で大賞をとり、
自分の名前を知ってもらいたい。」

と意気込みが書かれていました。

頑張って下さい。

中日新聞
永草陽平さん

国際陶磁器展フェス、公募展継続へ(岐阜新聞より)

岐阜新聞(12月21日)より

岐阜県多治見市のセラミックパークMINOを主会場に
9、10月に開催された「国際陶磁器フェスティバル美濃’17」の理事会は
20日、同施設で開いた。

グランプリ賞金を1千万円に増額し話題となった
メイン催事の公募展「国際陶磁器展美濃」は
グランプリの該当作品がなかったが、
実行委員会会長の古川雅典多治見市長は
「業界から次回開催の要望があり、
知事を交えた意見交換でもチャレンジしようという方針になった。
ただし改革するところは大いにある」と述べた。

理事会では、全体の入場者数は14万8515人で、
若者の割合が増え、初めて訪れた人が半数以上を占めたことや、
19の産業地域振興事業の成果などが報告された。
国際陶磁器展美濃はグランプリ作品がなく、
金賞(賞金100万円)を2点に増やしたため、
賞金の差額を次回の予算に繰り越すこととした。

総合プロデューサーを務めた元サッカー日本代表の中田英寿さんは
「毎回ゼロから組み立てるのではなく、反省点をいかに次回につなげるかが必要。
グランプリ賞金1千万円を掲げたが、それ自体が目的ではなく、
この場所が夢をつくる場所であるということが大切」と話した。

出席者からは「原点に戻って位置づけを再確認し次回につなげたい」
「関係団体がもう少しコミュニケーションを取るべきだった」などの意見が出た。

ここまで「岐阜聞電子版」より引用。

岐阜新聞(12月21日)より

新聞紙面では国際陶磁器展美濃の入場者数や前回からの増減が発表されておらず、
若者や初めての割合が増えたのはモザイクタイルミュージアム効果なので
お役所特有のいい数字だけの発表ではなく、今回の経過や結果を真摯に踏まえ
次回はよりいい国際陶磁器展美濃になることを期待しています。

7月31日に第11回 国際陶磁器展美濃の入賞作品が発表されました。

7月31日に第11回 国際陶磁器展美濃の
入賞作品が発表されました!
(今日作家さん巡りから戻って来ましたので
遅くなってしまいました。)

中日新聞記事

出品者数 1,337人(国内619人、国外718人)
※第10回よりプラス90人
出品点数 2,466点(国内999人、国外1,467人)
出品国数 60国

グランプリ/該当なし 残念!!

数寄の取り扱い作家の皆さんが
たくさん入賞されました。

入賞作品発表

http://www.icfmino.com/news/detail.php?id=70

おめでとうございます。

金賞 加藤 智也 岐阜県
9月23日(土)からの
国際陶磁器フェスティバル美濃’17協賛事業
18周年企画展 好きなかたち展にご出品していただきます。

銀賞 secca inc. 石川県 
柳井友一さん達が作っている会社です。
2015年に数寄でも作品を展示しました。

柳井友一さんには
8月12日(土)~の「加賀のひとたち」と
9月23日(土)からの
国際陶磁器フェスティバル美濃’17協賛事業
18周年企画展 好きなかたち展にご出品していただきます。

銅賞 馬場康貴 岐阜県
今年1月の「14人の造形」にご出品していただきました。
9月23日(土)からの
国際陶磁器フェスティバル美濃’17協賛事業
18周年企画展 好きなかたち展にご出品していただきます。

坂﨑重雄セラミックス賞 大久保陽平 和歌山県
今年4月に個展をしていただきました。
11月24日からの
KOGEI Art Fair Kanazawaにご出品していただきます。

審査員特別賞(高橋) 黒川徹 京都府
9月23日(土)からの
国際陶磁器フェスティバル美濃’17協賛事業
18周年企画展 好きなかたち展にご出品していただきます。

審査員特別賞(藤本) 星野友幸 東京都

審査員特別賞(奈良) 田上真也 京都府

大久保陽平さん、星野友幸さん、田上真也さんにも
これから国際陶磁器フェスティバル美濃’17協賛事業
18周年企画展 好きなかたち展のご出品をお願いしてみます。

グランプリ/該当なしについて

毎日新聞ニュースより 引用

多治見市役所であった記者会見で、
審査員長の高橋秀治・県現代陶芸美術館長は
「7人の審査員で審議し、グランプリの該当作品なしとの結論になった。
全体のレベルが低調だったという意味ではない。
審査員が一致して選出する作品がなかった」と述べた。
また「選考過程で、総数7500枚近くの画像をモニターで審査するのは過酷だ」
と審査方法への疑問を呈した。

感想

今までのグランプリは
審査員が一致して決めていたか疑問です。

グランプリ賞金1,000万円で
応募者を増やしたと思うので
審査員の一番合計得点が多かった人に
グランプリを出すべきだと思いました。

その使わなかった賞金を
今後どういかして
使うかを期待しています。

第11回 国際陶磁器展美濃
会期及び開催期間
2017年9月15日(金)~2017年10月22日(日)【38日間】
今から見るの楽しみにしています。

9日中日新聞美術欄に庄司達・石山駿2人展をご紹介していただきました。

庄司達・石山駿2人展を
中日新聞6月9日(金)朝刊の美術欄で
ご紹介していただきました。

中日新聞美術欄
庄司達・石山駿2人展

紹介記事(中村陽子)

天井から伸びる八本の支柱に
厚地の布がテント状につられている。
下にもぐると、あんどんのような柔らかい
光が布越しに届く。
二階フロア全体を使った庄司の
「白い布による空間-かやつり2」=写真。
生成りの木綿を縫い合わせ、全幅六メートルを
越す正八角形に仕上げた。
つられていない中央部が沈み込み、
ずっしりした質感が伝わる。
 庄司は、中部地域を代表する現代美術家の一人。
五十年来、布を使ったインスタレーションで
活躍してきた。
「空間をダイレクトに表現できる唯一の素材」
と魅力を語る。
衣類がそれを着る人の存在感を際立たせるのと同様、
ある場所の「空気の形」を可視化する試みだ。
本作では、軽やかな素材である布で、重たさを表現した。
 これと好対照をなすのが、一階にある石山の作品。
多様な陶器の顔が並ぶ。
動物なのか、人なのか。
怒っている表情もあるが、どこかコミカルだ。
板状にした粘土を円や三角などの図形にくり抜いた後、
それらを目や鼻に見立て、福笑いのように配置した。
どっしりした素材で、軽やかさを追求している。

「中日新聞より引用」

庄司さんは本日9日(金)午後に
在廊予定です。

10日(土)11日(日)午後も
在廊予定です。

在廊されているかは
ギャラリー数寄
電話0587-52-6172
までお気軽にお問合わせ下さい。